穂が並んで稲らしくなってきた天のつぶです。
登熟がすすんで項垂れる穂と、まるで麦のように直立する穂との差が出てきました。(青い矢印)
どうやら、米の花が閉じなかった籾が原因のようです。米の花が閉じなかった籾は、薄くて軽いため直立できてしまうのです。
米の花が閉じなかった理由はわかりませんが、実らないということは、おそらく受粉に失敗したのだと思います。
項垂れている穂と、直立している穂の籾を取って比べてみます。
籾のふくらみ具合で出来はわかりますが「百聞は一見にしかず」といいますし、籾を割ってみます。
直立している穂: 中が空洞
項垂れている穂: 白い中身が詰まっている
白い中身が詰まっている緑色の玄米は、お店に並んでいる茶色い玄米よりやわらかく、力を入れれば爪先で崩せます。この状態でも食べることができるのか、食べられるなら味はどうなのか、など、ちょっと気になりました。